この家を見にくる時は、何故か雨や雪 はたまた曇り。
一度だって晴れた日に訪れた事は無い。
東向きに作られたこの家は、道路には面してはいるものの、
日光のあたらない家なのである。
隣の家に遮られて、西日さえもあたらない。
つまり1日の内、朝のひとときだけ・・かろうじて日がさし込む程度である。
晴れた日に訪れなっかた事を、悔んだ。
「お日様って、大事よねぇ。なんたって元気になれるじゃん。
それが望めない!・・ずーーと住むのにそんなのあり得ない。」
「レイキをやってようが、なんだろうが、
お日様から受ける恩恵は 計り知れない。
たとえ、何かの縁でここに導かれても、今の状況では・・
住めない。」と思った。
悲しむ子供達の顔が浮かんだが、何故か振り払う自分がいた。
思えば何かの妨害が入り、購入の契約が出来なかったのも
これまた何かの導きと考えた。
(キアラ☆chiaraは結構変わり身が早く、前向きである?)
「要するに、お日様とお月さんが引っ張りっこしていたのだ。」
あやあややーー。(;-_-;)
なんとまあ、ややっこしい。
「お月さん側には、今回は丁重にお断りしよう。
きっと、あきらめて下さる。」
「家族と話し合いを持って、この家をあきらめる理由と
これからの事について相談しなくちゃ!」
と思っていた矢先、不動産屋から連絡が入り あの家が、他の人との
間で仮契約に入ったと伝えてきた。
不思議なものである。切ない気持ちはあったが、後悔は無かった。
懲りずにまたもや 良い家探しが始まった。
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